2024.1.1
今月のトピックス Vol.24 【二重瞼施術~埋没法】 切開することなく二重にしたい方に
美容医療の最新の話題をお伝えする「今月のトピックス」。今回は、二重まぶたの施術法としては最も一般的な埋没法をご紹介します。
埋没法は、二重の予定ライン上のいくつかのポイントを糸でとめる方法です。二重まぶたの手術としては一般的な方法でメスを使わずに行うためプチ整形と言ってもよいほど。皮膚の切開に抵抗がある方に適している方法です。
施術方法は、1点から3点ほど上まぶたの表側と裏側(眼瞼挙筋、または瞼板の裏)を糸で縫合し、その糸を絞めて二重のラインを作るというもので、糸を掛ける位置によって挙筋法、瞼板法と呼ばれています。また、4点法以上になるとまぶたを挙げる眼瞼挙筋にダメージを与えるので論外です。埋没法は埋没糸が増えればとれる確率は少なくなりますが、腫れやすくなります。一長一短ですね。
埋没法の基本は3点掛けです。希望する二重のライン上に3か所に埋没糸を掛けます。
しかし、埋没糸が取れたときに以下の変化が生じます。
① 埋没1点法では、取れたとき完全に元に戻ります。
② 埋没2点法では、目頭側が取れたとき、目頭の皮膚は下がります。
また目尻側が取れれば、目尻側の皮膚は下がり老けて見えます。
③ 埋没3点法では、埋没糸のどれか1本が取れてもそれほど影響はありません。
時間があるときに再度埋没糸を掛ける余裕があります。
●埋没法は、こんな方におススメ
- ☑︎ 一重まぶたを切開せずに二重にしたい方
- ☑︎ 奥二重、片方だけ二重まぶた、二重のラインがはっきりしていない方
- ☑︎ 腫れを押さえてダウンタイムを短くしたい方
施術の流れ
- 1.カウンセリングを行います
患者さまがご希望とされる二重ライン、施術方法などをお聞きして、ご希望に適した二重ラインや施術法をご提案します。 - 2.施術当日
カウンセリングを基に二重幅を決定するため、目元に直接デザインして確認します。二重の予定ライン上のポイントを決め、上まぶたの表側と裏側を糸で縫合し、結び目を皮膚の下に埋め込みます。局所麻酔で行い、施術は20分ほどです。 - 3.施術後
日帰りです。施術後はクリニックで少しお休みください。患者様の状態をみて、痛み止めや抗生剤を処方いたします。
アフターケア
● 当日はアイメイク以外のメイクは基本的に可能ですが、術後感染のリスクがあるため洗顔ができません。そのため、当日のメイクはお控えいただくことをお薦めいたします。
● まぶたをこする、強い力を加えるなどはお控えください。
● 洗顔は翌日から可能です。またアイメイク、コンタクトレンズ着用も可能です。
● 1か月後に検診日を設けていますが、問題なければ必要ありません。
● 一般的な施術ですが、患者様にはご不安もあると思います。お尋ねしたいことがあれば、お気軽にご連絡ください。
●埋没法のメリット
- 腫れない。テレビ中継で実証済み。
- 自分好みのラインが出来る。
●埋没法のデメリット
- 二重まぶたの持続期間に個人差がある。
- ブラインドで埋没糸を掛けるので毛細血管に当たると腫れる。
- もともと腫れぼったいまぶたの方には適しない。
- 力が加わる、加齢などで糸がゆるんだり、外れたりする。
- やり直しができるが、回数を重ねると眼瞼挙筋にダメージが加わる。
リスクについて
● 手術中の感染がゼロではありません。手術後の傷あとからの感染、合併症の可能性があります。
● 術後出血、傷口が開くなどの可能性があります。
● 結び目が外からぽっこりと膨らんで見えることがあります。また毛細血管に当たって内出血した場合、跡が白く残ることがあります。全てドクターの経験や技術、センスが必要です。
施術方法は、カウンセリング時に状態やご希望をお聞きして患者様に合うものをご提案します。二重まぶたの施術にはいくつかの方法があります。さまざまな施術方法を組み合わせるなど患者様のご希望に沿うようお話ししますので、ご希望、ご心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。
警告:テレビで破格の値段で放送しているクリニックのお話です。診察してみればいろいろなメリットを並び掛けて30万、40万円と破格の値段を強要する悪徳クリニックが存在しています。埋没法は美容整形で最も簡単な手術です。このような高額な金額で受けないようご注意ください。